陽気なヒロゴロ

そういえば、ヒロゴロが4月26日で12歳になった。
12年前、「予定日よりも3週間早くに子宮口が5cm開いているから産みましょう」と言われ、定期健診の翌朝、グアムメモリアル病院へ行った。
陣痛促進剤は嫌だなーと思いながらの待合室。
ところが、よくよく調べて見てみると、Baby Aであるヒロが逆子。Baby Bのゴロウは、準備OK。
急遽帝王切開になり手術室へ。
夏樹も手術着と帽子、マスクを着用して、手術に立ち会う。
一瞬クラクラしたそうだが、私の右側に立ってくれて、ユニークに解説をしてくれる。
部分麻酔が効いて、胸部より下がお相撲さんのように太った感じになり、肌がぶるんぶるんして寒気がする。
夏樹が、「お腹にメスを入れたよ!おっともう一枚の皮を切って、えぐいなー、手を入れて、ああーヒロくん誕生! おっもう1回入れて、ゴロウくん誕生!何か掃除機みたいな物でお腹の中掃除している。凄いなー。これから縫うよ……」
という感じで、あっけなく誕生。(ちなみにコナツとタマキは普通分娩でした)
2600グラムと2660グラムの双子のヒロゴロ。
ゴロウが3日後に私と共に退院。ヒロは熱が出たのでもう1日病院に長くいた。
ヒロが退院できないと聞いた時、びっくりして泣いていたら、
夏樹が「どうした? もうひとりの赤ちゃんは?……もしかして……死んでしまった?」と言い出した。3日ぶりに会う2歳まじかのコナツは、双子妊娠後期からずっと我慢していたのだろう、「ママー抱っこしてー」と泣きながら駆け寄ってきたのを覚えている。

あれから12年。

早いなー。
いつも陽気なヒロゴロだが、性格の違いで誕生日パーティー計画は、いつも難しかった。
社交的なヒロは、クラスのお友達全員呼びたいと言い、ゴロウは、家族だけか、仲良しの友人2人くらいでいいよと言う。
結局どうしていたか、記憶が定かでないが、あまり盛大にパーティーをした記憶がない。
なにせ、夏樹がパーティー嫌いだったから。

さて12歳の誕生日は、ちょうど今やっているフラッグフットボールの試合の日。
フラッグフットボールは、アメリカンフットボールと同じようだけど、タックルすると危険なので、腰にフラッグのついたベルトをつけて、ボールを持っている人にタックルする代わりにフラッグをとるというスポーツ。
ちょうど、試合の後にチームメイトと食べるスナック当番だったので、ケーキを持っていって皆に祝ってもらった。
なんとこのケーキお友達のご主人の手作りフットボールケーキ。

Football_cake


それから家のプールサイドでBBQをしたり、もう一人のお友達からもケーキを頂いて楽しいお祝となった。

Birthday_cake_3 Bbq_3 Football_snack_2

飯島寛子

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Congratulations

6月某日夕方4時半から学校の中庭でコナツの卒業式があった。
何を着ていくのかと話していると、卒業式は普段着でいいとのこと。
卒業写真は、前もって撮っているからいいというが、日本人の私には信じられない。
どんな感じの卒業式なのか聞いておくようにと、うるさく数日前からいっていたが、
そんなことまるで無関心のコナツ。
「別に行かなくてもいいのだけど……」
とまで言い出したコナツは、結局、白いブラウスと黒いパンツで行く。
少し遅れて私は、先生や仲のいいお友達にプレゼントする、キャンディーで作ったレイや
バルーンをもって友人達と向かった。
なんだか、賑やかな野外ステージが始まっている。
特別に表彰される生徒たちが呼ばれていたが、
「こういうところでは呼ばれないんだよなぁ」と思っていたら、案の定呼ばれていなかった。
優等生の親は、親孝行されていてそれだけでも鼻高々なのだが、どうやら私のDNAが子供たちの足をひっぱっているようだ……。

その後、フラダンサーがソロで踊ったと思ったら、なんと生徒の一人。
随分大人っぽくて色っぽいもんだと感心してしまう。
6年生の時仲の良かった韓国人のお友達が生徒会長をしていて、壇上で挨拶している。
その後、「Awarding of Promotion certificates」 。
右側に男子、左側に女子と、つぎつぎに卒業生が名前を呼ばれ壇上に上がって証書を受け取る。手際よく、男女交互に間違わずに呼ばれていると感心していたら、生徒が自分の名前を書いた紙を読み上げる方に手渡していた……。
厳かな日本の卒業証書授与とはかけ離れていて、とってもカジュアルでラフな感じだったせいか、あっという間に100人以上の生徒が証書を受け取った。

その証書には、こう書いてあった。
Congratulations
Stevenson Middle School’s
Class of 2008

Please pick up your promotion
Certificate in the office
After the ceremony or tomorrow morning in the office.
Thanks!

どうやら、本物の卒業証書は、後から受け取るということのようだ。

Picture_050_2

式の終わりには、いきなりサプライズが!
壇上の篭から、ピンクやブルーやオレンジに染まったカラフルな鳩がバァーと出てきて、
お祝いにパンチボールの丘の方にバタバタバタッと羽ばたいていった。
「ひゅー」という歓声と共に、証書や花を映画のシーンのように空に向かって投げる青春の一コマがあった。
それから、お友達同士、レイをプレゼントしてHug(抱き合って、おめでとうを分かち合う)。
写真をとったり、わいわいがやがや。

虹まで出て、まるでパパが喜んでいるかのようだった。


Photo_5 Kona_3 Kona_4


飯島寛子

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コナツのドレス

5月はアメリカの学年末。
卒業シーズンで学校のイベントやパーティーが目白押し、卒業祝いグッズが店に並ぶ。
例えば、Class of 2008 と書いたバルーンとか、アメリカの卒業式に着る卒業ガウンや帽子をつけているぬいぐるみ等々。地域の学校特有のカラーを使った柄のラッピンググッズもあったりする。
5月5日で14歳になったコナツも、中学校の卒業式をむかえた。

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さて、最近我が家の大きな出来事といえば、コナツがこの卒業記念の祝宴に着ていくドレスをお友達と買いに行ったこと。
なんとサーモンピンクのドレスを買ってきた。
水色好きのあのボーイッシュなコナツが???
買い物嫌いでショッピングに全然行かないコナツが、ずいぶんセンスが良かったので度肝を抜かれた。
そういえば、昨年のティーン(13歳)の仲間入りの誕生日あたりから、少しは女の子らしくなってきたように思う。
もしかして、あの誕生日がきっかけになったのかもしれない。

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そのコナツの記念すべきティーンの仲間入りのお誕生日には、当時、映画撮影真っ最中で来島していた主演俳優の大沢たかおさんが、まるで夏樹の代わりのように、素敵な「Galerie Harracaの十字架のネックレス」を家まで届けに来てくださったのだ。
コナツが初めて貰ったネックレス……。宝物は引き出しの奥に大事にしまっている。

話は戻るが、そのサーモンピンクのドレスを着て祝宴が行なわれた会場のアラモアナホテルに、私は白々しく友人と足を運び、写真を撮ってきた。
偶然を装ったのだが、「ママ、何でいたの? ストーカーみたい」と言われてしまった。

最近、子供たちに素行についてあれこれ尋ねると、すぐに「ストーカー」呼ばわりされ、
ちょっと使う言葉を誤ると、「それって、差別用語!」と言われてしまう。
これも成長のあらわれと、喜ぶしかないのかな。

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飯島寛子

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アメリカン?

フラッグフットボールの帰り道。ヒロゴロと一緒に、H-1ハイウェイを西方向へドライブした。
言葉を覚えた頃から車好きで、「タイヤータイヤー」と言い、近所の人に“タイヤの兄ちゃん”と言われていただけあって、車中、車の話ばかり。
「おおー、カッコいいー。早く早く写真撮ろう! あのバギー」と大盛り上がり。
助手席に座っていたヒロがいきなり窓を開け、「Nice Car !!!」と大きな声で力強く叫んだ。
もう、びっくり。
日本にはない感覚に、思わず「アメリカン~」と言いながら、笑ってしまった。
「ブラボー ヒロ! びっくりしたよ。でも誉めることだからいいね」と私。
ゴロウは、「ヒロは、いつもバカみないなことする!」とバカにする。
「それはおかしい事?」とヒロが返した。
一緒にいると本当に面白いヒロゴロは、ハワイの環境に触れているんだな~。

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でも先日、そんなヒロを傷つけてしまった。
悪い言葉を使うので頭に来て、その言葉を使わないように、それだけ注意すればいいのに……。
「そんなF-ward (悪い言葉)を何度も使うようなら、ママにも考えがある。
ママの手におえなくなったら○×▲■・・・!」と子供を脅かすようなことを言ってしまった。
まさに怒りからくるもので、後から「しまった」と反省。
「でも、ママはヒロを愛しているからね。■×▲・・・」と弁明が始まる。
でも、それはNG。結局一呼吸おいて、私も鎮まってやっと謝れた。
「さっきは、ヒロを傷つけてごめんね。でも、F-wardは、ママは聞きたくないし、
学校でそういう言葉を聞いたりするかもしれないけど、使ったらダメよ!
ママは、その言葉が嫌いだから……。でも、ヒロのことは大好きだからね」
そうしたらヒロが、「そうだよ。ママ、ヒロのこと傷つけた。でも、わかったよ。
今度その言葉使ったらママのこと思い出すからね」と心が通い合った。
異文化の中、プチ思春期の子育てに、笑いあり、怒りあり、鍛えられる今日この頃だ。

飯島寛子

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春のキャンプ

写真の整理をしていたら、春に行ったキャンプの写真が出てきた。
それは、教会主催のレインボーコネクションのキャンプ。マキキ教会との交流のために、
はるばる高知から約20名の土佐塾中学と高知大学生と引率の先生が来られた。
土佐から奥村先生がハワイに来られて創立されたのが、このマキキ教会。
今年で創立104年。当時の日系移民の心のよりどころとなり、
建物の外観から“ハワイの高知城”とも呼ばれている。
今回のキャンプは7年生以上の子供達が参加可能ということだったが、
親の引率があれば7年生以下もいいということで、我が家は一家総出で参加した。
とはいうものの、一応ボランティア要員としての参加である。
まあ、たいしたボランティアはしていなかったのだけど、
そこに大人がいるということが、大切だった。ほとんど、大学生がキャンプをリードしていて、
思春期真っ盛りの中高学生がだんだん心を開いて交流していく。
英語しかわからない子、日本語しかわからない子、バイリンガルの子、
通訳も日本語訳が強い子、英語訳が強い子、それぞれ自分の力を生かしての場だった。
いつも家でコンピューターゲームばかりしている我が子たちも、
自然と親しみ身体を思いっきり動かして、こちらも見ていて気持ちがいい。
タマキは、皆に可愛がられ、自己紹介では、
Talkative Tamaki(おしゃべりタマキ)ですと言っていた。
どこで「Talkative(お喋り)」と言う言葉を覚えたのかと訪ねると、いつも学校で先生に「Talkative Tamaki ! Stop talking.」と言われているという。

Tent     In_the_tent

さてさて、Policeのジャケットを着たのは、ヒロゴロのどっちだろう?
ゴロウっぽいけど、オレンジのクロックスは、ヒロのだから、ヒロ?
双子って写真だとホントに良く似ている。
双子をもつ先輩からは、何年が経つと忘れてしまいがちだから写真に書いておいた方がいいよと忠告を受けたので、幼い頃の写真は、HとかGとかイニシャルで印をつけていた、
確かに印象深いお洋服の色で、どっちがどっちとわかったりするが、本当にわからないくらいに似ているのもある。
書いておいてよかった。

さてさて、この写真、どっちかな?

Police

飯島寛子

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おやつ

なんだか、エンジンがかからない月曜日。
タマキを連れて家に戻ると、マウイ発のKrispy Kremeのドーナッツが1箱(確か、東京の新宿にもオープンして長蛇の列でしたよね)、ダイニングテーブルの上に置いてあった。

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「うわー、ドーナッツ!」
なんとコナツからのお土産だという。
コナツのお友達がマウイ島に行くというので、お金を渡して頼んでいたらしい。
これを中学校で受け取り、家にもって帰って来た。
タマキが、「ひとり2個ずつだって・・・」と、
おいしそうなチョコがのったドーナッツをお皿に載せる。
ヒロが、「ママー、コナにお礼を言ってね」と言っていた。
なんだか、意外なサプライズで、嬉しい。
「コナツ、頂きまーす」
お気に入りのマンゴーティーと一緒に頂き、ほっと一息。
これで、夕方に通っているジムナスティクに通うパワーがでた!
コナツもすっかりお姉さんになったもんだなー。

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飯島寛子

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レインボー学園卒園式

3月15日、カイムキ高校のオーディトリアムでハワイ日本人学校の幼稚部の卒園式があった。タマキが毎週土曜日に通う日本語の幼稚園だが、日本式の卒園式に感動! 
お花はレイで、キャンディーレイなどもあるなど、そこはハワイ式だが、4人の子供がいる私でも初めての経験だった。
国歌斉唱も日米両国歌、そして私の大好きなレインボー学園の校歌。
これを聴くとなぜが涙ぐむ。
「虹の島ハワイ レインボーレインボー♪ 日本にとどけ この歌声♪」
「空(てん)まで届いているよね」と想いながら、熱いものがこみ上げる。

三脚立ててしっかりビデオを撮ってあげた。
「イイジマタマキくん」
「はーい」
とちょっと緊張して照れくさそうに歩くタマキは、卒園証書を校長先生から受け取った。

Photo

大きくなったなぁ。

「ママ、感動して涙うるうるしたよ」とタマキに言うと、タマキも「僕も泣いたよ!」と。

「本当? なんで?」
「だって、校長先生のお話が……」
「感動したの?」
「うん」

これから、この日本人学校の小学部に入学して何年通えるのだろうか。
現地の学校と土曜日だけの補習校との両立は、親も子供も並大抵の努力じゃすまない。

だからこそ、迎える卒業式は、親も子も頑張ってよかったと思える最高の一日になる。


長女のコナツはグアム時代に日本人学校補習授業校(土曜日だけ)に小学1年と2年、
そして、日本の小学校に3年と4年の1学期に通った。双子のヒロゴロは、日本の小学校1年と2年の1学期のみ。
3年半前にハワイに引っ越してきてからは、パパの看護とすっかり忘れてしまった英語圏の生活復帰に必死だった。気づいたら、コナツ、ヒロゴロの日本語学習がおろそかになっていたのと、日本語学校に入るタイミングを逃してしまった。
年齢的な問題で日本語を一番忘れてしまいそうなタマキは、レインボー学園に行ってもらうことにした。土曜日に一人だけ通うのがとても難しく、「ヒロゴロは行かないのにずるい!」と、毎週大変だった。時には皆と楽しいところへ行くためにお休みすることもあったが、「タマキはラッキーなんだよ!」と励ましながら、なんとか卒園までできた。
続けていて良かった。
細くてもいいから長く行きたいものだ。
上の子3人は日本領事館から日本の教科書を頂き、思い出しては教科書を読んだり、漢字を書かせたりしているが、これがなかなか続かなくて、教科書が新品のままのものもある。
一方、アメリカの教科書は、とても分厚くて重い。そして、日本のように教科書が一人一人にある訳でなく、学校に置きっぱなしで学校で使う。その状態で何年も順番に使う。
日本は、毎年一人に1冊ずつ新しい教科書を頂けて、なんて恵まれているのだろう。
親になった今、改めて日本の教科書を読むと、良く出来ているなあと感心してしまう。


ところで、我が家の4人の子供達は、状況も性格も個性も違うし、皆同じようにはいかない。
皆が違いを認め合って、お互いを励ましあい、助け合い、補えあえばいいと思う。
色々な役割の人がいるのだから。
それぞれが、自分の器で満足できればいいと思う


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飯島寛子

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夏樹メモリアル

あれから3年……。
日本から八王子のおかあさんがハワイに来ているので、牧師先生ご夫妻とS子姉さんご夫婦、そして鈴子先生など、夏樹の旅立ちに直接立ち会ったごく少人数だけで、ディナークルーズに乗り、ダイヤモンドヘッド付近でお花を捧げた。
朝からたくさんの方々からメールやお花、そしてお花料を頂戴し、本当にありがとうございました。

昨夜から寝付けず、夏樹が幾度となく夢に登場してきた。
私たちを待てずに独りでよろよろと映画館に行ってしまい、後から私達も映画を観に行こうとついて行くと、「あれ? 寛子達も来たの?」と言ってみたり、お腹が苦しそうで、吐いている姿だったり……。
「どうして苦しんでいる姿ばかり夢に出てくるのだろう?」と、同じ経験を持つ友人と話していた。

さて、スター・オブ・ホノルルのディナークルーズ。
友人の好意でVIP席に……。
ショーステージの前でジャズライブを聞きながら食事、そして高さ60フィートの展望デッキから眺める感動的なサンセット。
途中、船の後部デッキから、黒田先生の聖書の御言葉と祈りの後、お花を捧げる。
天国の夏樹へ……。

体格のいいヒロ・ゴロは、ロブスターに驚き、怖がって格闘していたが、くじらを見たり、コーストガードの船を写真に撮ったり、久しぶりの船を楽しんでいた。
全く喋らなかったコナツだったが、ショータイムの時に「カメラ貸して!」と言いに来たのには驚いた。
「ああー、ぶすっとしていても、ちゃんと楽しんでいるんだー」と、ホッと一息。
実は、いつも家のラナイから見えるこの船に一度乗ってみたかった。
これも夏樹からのプレゼントかな。ありがとう。

帰宅してから、『Life 天国で君に逢えたら』のDVDを2回も観てしまった。



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朝焼け


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4人の子供達

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八王子のおかあさんと牧師夫人とタマキ


飯島寛子


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DVD上映会

私の手元にも「Life 天国で君に逢えたら」のDVDが届いた。
メモリアルバージョンだ。特典も盛りだくさんで、ケースも美しい。
「なんか、素敵だなー」
ひとり落ち着いて観ると、新たに熱い想いが湧き上がる。
大沢さんや美咲さんの演技も勿論、なにげない美術の小道具一つ一つも懐かしい。
「風の歌を聴かせて」のメロディーも心にしみる。
こんなに残してくれて、私はなんて恵まれているのだろう。
改めて愛情を感じた。
夏樹、ありがとう。皆、ありがとう。

さてさて、「ガンに生かされて」によく登場した、S子姉さん夫婦と鈴子さんとで、我が家でDVD上映会をした。
一日の営みの締めくくりに、パジャマ姿で夜9時集合。
DVDを観ながら、夏樹の最期のお見送りのことを皆で鮮明に思い出し、語りあう。
「救急車を呼び、家の中で処置が始まったとき、背の低い鈴子さんが、点滴もってくれていたね。S子姉さんは、リビングで泣きながらお祈りしてくれていたね」
涙腺が緩んでしまった。

そして一番の宝物、夏樹が残してくれた人と人とのつながり。
この「つ・な・が・り」が生きていく上でとても大切に思う。
映画関係者の仲間も加わって、ひとつの家族になった気がする。


飯島寛子

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お尻ペンペン

コナツの歯の矯正のCheak upのアポイントメントがあり、タマキも連れて歯医者に行った。
待合室で、うたた寝をしている私の横で、宿題のための本読みをするタマキ。
アラモアナビーチが見えるこのビルから、タマキがビーチに行きたいとせがむ。
コナツに「たまには付き合ってくれない?」と言うと、
最近ちょっと思春期のトンネルを抜けかけたコナツが承諾してくれた。
Kewalo Basinに近いアラモアナビーチ。
先日もこの場所で、タマキがしつこく蟹とりにチャレンジしていた。
その時になかなか捕まえられなかったことをコナツに言うと、ささっとビーチへ行って、
ものの数分で蟹を捕まえてきてくれた。
蟹探しに夢中になっているコナツとタマキの前にはビーチバレーで盛り上がっている人、
沖にはサーフィンやカヌー、そしてその向こうにサンセット。
仕事帰りにサーフボードを持ってくる人の姿を見て、ハワイだなーとしみじみ思う。
マノアからの風が冷たくて、車の中から2人を見ていた。微笑ましい。

そろそろ帰ろうかと声かけると、引き際の難しいタマキが駄々をこねだし、
久しぶりに悪い子になり、言うことを聞かなくなった。
砂のついたクロックスを洗って来なかったりして、タマキに手を焼く私。
最後にタマキが車を蹴飛ばしたので、もう私はカチン!ときてしまい、
家に帰ったらお尻ペンペン!決定。
あんまり大声出していたので、周りの人に注目されてしまった……。
幼児虐待に見られてしまったかな?
さてさて、帰宅し、「お尻を出しなさい。すぐに出さないと2発になります」と言うと、
可愛いお尻を向けてくる。
ピシャー(あたたたー、私の手の平も痛い)。

コナツやヒロゴロが、「車を蹴ったのは悪いね」と口々に言う。
コナツが、「タマキ~、もしパパがいたら、もっと痛いよ。ママで良かったよ!」
「そうだよ、パパのは痛い」とヒロゴロも賛同した。
皆パパにお尻叩かれていたぬくもり覚えているんだぁ。
なんだか嬉しい。
そんなことで感動する私だったが、
タマキは、パパにちょっと叩かれてみたそうな表情だった。

飯島寛子

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