ヒステリー
ある夜、お風呂の中で反省。
「神様、ごめんなさい。あなたさまから預かっている大切な子供にひどいことを言ってしまいました」
なぜかいきなり、ちょっぴり教育ママモードに変身して、出来の悪いヒロに八つ当たりしてしまった。
いや、これは怖れていたヒステリーかもしれない。
頭に来て、全然関係のないことを引っ張り出し、弱いものに当たり散らす。
なんて事をしてしまったのだろう。
最初は、「なんで、こんな簡単なスペルを覚えられないの!」から始まり、机をガタガタわざと揺らすだらしない足に頭に来て、「お行儀の悪い足!」と、足をビシッと叩いた。。
すると、「ママなんて大嫌い! 叩き返す!」とヒロ。
「何ですか、その口の聞き方は!」
ヒロのちょっとした反動で椅子が倒れ、壁に傷がついた。
「壁を傷つけて!」と叱った。
最近、かなり穏やかだったのに……。
なにも、スペルがちょっと覚えられないからって、そんなに怒ることないのに……。
あーあー止まらない。
子供って本当に被害者というか、迷惑に思っているだろうな~。
ごめんね。
こうやって、わかってもらえない大切な人(この場合親)に反抗する為に不良になるのだろうな~。
とても責任を感じてしまった。
なかなか心から謝れなくて、静まるのに時間がかかった。
子供は親の鏡。大切な大切な子供なのに、自分が安心したい為に勉強ができないと怒りだす。自分の思い通りに行かないことがすぐに受け入れられない。
かえるの子は、かえるなのになぁ。
あーあー、なんでこんなに怒ってしまったのだろう。
飯島寛子
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