ヒステリー

ある夜、お風呂の中で反省。
「神様、ごめんなさい。あなたさまから預かっている大切な子供にひどいことを言ってしまいました」
なぜかいきなり、ちょっぴり教育ママモードに変身して、出来の悪いヒロに八つ当たりしてしまった。
いや、これは怖れていたヒステリーかもしれない。
頭に来て、全然関係のないことを引っ張り出し、弱いものに当たり散らす。
なんて事をしてしまったのだろう。
最初は、「なんで、こんな簡単なスペルを覚えられないの!」から始まり、机をガタガタわざと揺らすだらしない足に頭に来て、「お行儀の悪い足!」と、足をビシッと叩いた。。
すると、「ママなんて大嫌い! 叩き返す!」とヒロ。
「何ですか、その口の聞き方は!」
ヒロのちょっとした反動で椅子が倒れ、壁に傷がついた。
「壁を傷つけて!」と叱った。
最近、かなり穏やかだったのに……。
なにも、スペルがちょっと覚えられないからって、そんなに怒ることないのに……。
あーあー止まらない。
子供って本当に被害者というか、迷惑に思っているだろうな~。
ごめんね。
こうやって、わかってもらえない大切な人(この場合親)に反抗する為に不良になるのだろうな~。
とても責任を感じてしまった。
なかなか心から謝れなくて、静まるのに時間がかかった。
子供は親の鏡。大切な大切な子供なのに、自分が安心したい為に勉強ができないと怒りだす。自分の思い通りに行かないことがすぐに受け入れられない。
かえるの子は、かえるなのになぁ。
あーあー、なんでこんなに怒ってしまったのだろう。

飯島寛子

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Car wash

長女コナツが、学校のバンド(吹奏楽)に入り、バートンという楽器にチャレンジしている。
そのバンドの資金集めにCar wash (洗車)をするという。
「ああー、よく学校の前で子供が『Car Wash』の看板をもって立っているのはこれか~」と合点がいった。
親が寄付するのは簡単なことだが、こうやって子供達が働いて資金を得るのは結構社会勉強になるのだなぁ~と感心する。
身近な人に券を買ってもらい、私もその日Car washへとコナツの学校に行ってみた。
「はい、こっちこっち」と誘導されて、水をかけられ、その後スポンジを持った生徒30人くらいが襲うように車を洗い出す。車の中にいた三男タマキもびっくり仰天。
そして、誘導に従って、リンス係、続いて拭く係。総勢150人の働き。
みんな一生懸命、とっても楽しそうに見える。
その後、ヒロ・ゴロのサッカーの試合へとカピオラニ公園に急ぎ、午後は珍しく雨が降った。
雨のせいで、洗車したのかしないのかわからない状態になってしまったが、子供達が
一生懸命に頑張っている姿って本当に嬉しい。私も頑張らなくちゃって力が湧いた。

飯島寛子

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NEW YEAR!

皆さまに励まされ、無事2006年を迎えることができました。
今年も宜しくお願い致します。

『ガンに生かされて』の〈はじめに〉に、「2005年まで生きられてありがとうございます。2006年まで生きられますように。」と、子供達のお祈りが書いてあった。
1年前はこのようにお祈りして新年を迎えたが、今年は「ああー夏樹は天国へ行っちゃったんだぁ」と思いながら、雨の早朝の元旦、アラモアナビーチで空を見上げた。

教会の「サンライズサービス」――。
「サンライズ」という響きから、雨が降るとは予想もせず慌てて家を飛び出した。車の中にはゴロウの傘一本のみ。ハワイなのに肌寒い。
礼拝の後、教会で餅つきがあり、お雑煮をいただく。
日本より日本らしい行事に、とても温かい気持ちになった。。
1年ごとのめまぐるしい変化を経て、我が家もようやく落ち着いてきた。
いよいよ2006年スタート。どんな道が待っているのか。
ひとつひとつ必要なものが整ってきて落ち着いてくると、寂しさが襲ってくる。
でも、空を見上げていつも祈ると本当に心が穏やかになっていく。
不思議な事に、自分は今後どうしようとか、自分のことばかりを考え出すと、心が虚しくなり暗闇の中に落っこちる。
でも、今与えられいるこのすべての事に目を向けて感謝し、今できることを大切にすると、心が躍り、晴れやかな気分になれる。
「私は鈍行列車だが、列車は走っている」
そんな気持ちでいられる毎日です。

飯島寛子

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