ヒロの骨折(つづき)

先日骨折をしたヒロが、整形外科の検診でレントゲンを撮った。
「だいぶ骨がくっついているけど、ちょっとのアクシデントでまた折れそう」とのことで、
今度は短いギプスをはめることになった。
なんだなんだ、春休みに何かスポーツができるかと思ったら、また3週間のギプス。
もちろんサッカーもダメになった。
古いギプスを電動カッターで切りはずすと、付き添っていたゴロウが骨折に憧れるように、
取れた赤いギプスを持ってみる。自分の手にはめたがってもいたが、臭いのでやめた。

ドクターがヒロの腕を消毒、そして私が4週間ぶりに洗ってあげた。
「今度は何色にする?」
紫、青、緑、水色、ピンク、赤、黒。
ゴロウが黒を薦めていたが、暑そうなので、結局“緑”にした。
3月17日は、セント・パトリックディーというアイルランドの祝日(アイルランドにキリスト教を広めた祝日)。
緑色のものを身に着ける風習があり、ちょうど良かったなどとヒロ・ゴロが話している。

ギブスが短くなったお祝い(?)とか訳がわからない理由だったが、帰りにアラモアナのKB TOYS(おもちゃ屋)に行き、自分のお小遣いで大好きなおもちゃの鉄砲を買ってた。

夏樹は、小さい頃から橋の上や高い塀から飛び降りたりするなど、とんでもない無茶をして、幾度となく骨折していたらしい。
その度におかあさんは、ハラハラドキドキで駆けつけたそうだ。
この子達はそんな無茶するタイプではなさそうだが、みんな夏樹の子だから、この先どうなることやら……。



Photo_9 ■ギブスに憧れるゴロウ


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■緑のギブスを自慢げに掲げるヒロ(右)


飯島寛子

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ショック……

友人から、ガンになったと電話で知らせを受けた。
「えっ~??」
でも、もう1カ月前に手術を受け、受け入れたと話す。
淡々と話してくれたので、「うーん。うーん。そうか~」と聞いた。
で、電話切った後、しばらく呆然。
そして、時間が経ってかなりショックを受ける。足がガクガクした。

色々とガン関係の本を見てみる。
『がん治療最前線』や『月刊がん』などガン関係雑誌もひっぱりだした。
ああー、夏樹の時も周りの皆は、こんな感じで大ショックだっただろう。
本人は、皆を悲しませたくないって必死で平静を装ったりするが、それが余計に周りの心にしみる。
皆、何かしてあげたいという気持ちで、色々してくれる。
そして、何かしてあげたいけど、何もできないと心を痛めるのだ。

皆さん、今も見守り続けてくれてありがとう。
あの頃必要だった情報、色々な健康食品、たくさんのサポート……、
いろいろ送り続けてくれてありがとう。
今、彼女へ、私ができること探しています。


飯島寛子

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海はつながっている

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ハワイ時間の2月28日は、私たちにとって特別な日。
子供たちは塾を休み、私もゴスペルフラのクラスを休み、夕方からお花をもって海へ出かけた。
「さあ、祈って」と思ったら、携帯のベルが鳴った。
日本の仲間からの電話。築地を通って晴海に行き、今からひまわりを捧げるという。
じゃあ一緒に祈って捧げよう。
海はつながっている。
水平線の向こうにはしごがうっすらと見えた気がした。
時間がぴったりで、まるで夏樹のいたずらのようだ。
ちょっと年頃になった小夏だが、海にくれば穴を掘り出す。ヒロゴロは、岩場をさくさくと歩く。タマキは、やどかりを5つ一列に並べたりしている。
波の音が懐かしい。心が落ち着く。
やっぱり海はいいなぁ~。

あれから二年が経った。
いつもありがとう。これからも宜しくねぇ~。


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飯島 寛子

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