パパのぬくもり

「ねぇ~、パパが焼かれて骨が粉々になったでしょ? 海にまいた時のあの袋、そのままあるかな~?」

カハラモールからの帰り道、眩しいサンセットを浴びながら運転していると、助手席にいたゴロウがいきなり話しかけてきた。
「えっ? 海に溶けるって言ってたよ」
「ふ~ん……」
沈黙の後、
「なんか信じられないね、パパがいないの」と私。
「うん。信じられない。なんか、死んでその後、箱からすっ~とぬけて、パパはフランスとかにいたりして!」
ゴロウは元気よくそう言った。
「私もそう思う、どこかにいそうだね」
「日本の火葬場みたいに焼かれたところ見ていないし。なんか信じられないよね」

突然の話に驚いたが、ゴロウもパパが天国に旅立って2年経った今でもそのことが信じられないようだった。

「でも、そばに感じるよね~」

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飯島寛子

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カントリーフェア

先日、ヒロゴロが通う小学校でカントリーフェアがあった。
カントリーフェアというのは、文化祭のようなもので、田舎のお祭りという感じ。
でも、いつにない楽しいボランティアだった。
新しくできた日本人お母さんの仲間達。
皆それぞれの人生を通ってハワイにたどりついたようだ。
こんなボランティアがなかったら、あるいは日本にいたら、知り合うチャンスもなかっただろう。
やはり人っていいなぁ~。

余談だが、最近、日本語が非常に美しい言葉と感じて、日本語で深くコミニケーションすることが嬉しく感じる。英語だと、語彙が未熟だからか、どうも違う人格になるような気がするのだ。

さてさて、カントリーフェアでの私たちの担当は、ヨーヨー屋とカレーうどん屋。
日本ブースは学校初の試みだったので、至らないところも沢山あったが、皆で楽しめた。

ヒロは骨折中だからアクティブにゲームとかで遊べない分、ヨーヨー屋さんをよく手伝ってくれた。
よく考えたら、久しぶりに子供の学校行事に参加したような気がする。
少し前まで、自分のことで忙しく、それまでは夏樹のことで忙しく、学校のプリントを流し読みするので精一杯だった。
もっと私が積極的に色々なことに関心をもたないと、子供達もひきこもりがちになるのかな……、といろいろと考えさせられた一日だった。
大切なことに時間を費やしたい。
ヒロゴロも、今まで一番楽しいカントリーフェアだったとはしゃいでいた。


Photo_18 ■カメラを向けられると微笑むタマキ


Photo_19 ■お手伝いするヒロ




飯島寛子

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