いよいよ公開!

8月25日は、映画『Life 天国で君に逢えたら』の公開日です。
いよいよという気持ちで胸がいっぱいですが、監督の新城毅彦さん、俳優の大沢たかおさん、伊東美咲さんをはじめ、真矢みきさん、哀川翔さん、袴田吉彦さん、石丸謙二郎さん、川島海荷ちゃん、そしてスタッフの皆さん一人一人が力を下さり、そして映画にぴったりの甘く切ない風を感じる素敵な主題歌を、夏樹も大好きだった桑田佳祐さんが作ってくださり、心より感謝しています。

私は日本にいるときに、試写会で観ましたが、我が家のホームビデオを大公開しているような気分で顔が赤くなったりもしました。
でも、懐かしいウィンドサーフィンのレースシーンでは、心臓をドキドキさせながら、夏樹のレースを見守った日々を思い出し、胸が熱くなり、また人間だけの力では創れない自然の映像などもとてもきれいで、改めて自然の偉大さを感じました。

タマキにはまだ映画は難しいようで、「ママ達、こんなに貧乏だったの?」などと心配してみたり、「大沢さん、死んじゃうの?」と言ってみたり。
さらには、パパに似た大沢さんを見て「あれ? 何でパパが出ているの?」と言ったりしてました。エンディングの時には、我慢していたトイレも限界で、「ママ、おしっこ」と騒ぎ出し、結局終わる前にトイレに行くはめになってしまいました。やれやれ。
他の三人の子供たちは、レースシーンを目を丸くしながら観ていましたが、撮影現場に行ったりもしたこともあって、私よりも子供たちの方が「映画」として観ていられるようでした。

最後のとあるシーンで、私には、確かに空からの大きな手が見えました。
そして私の手をとってくれているのです。
こんな素敵な恵みを与えてくださった神様に感謝しています。

日本では暑い日が続いているようですが、皆さんも是非映画館に足を運んでみてください。
ちなみに、ハワイ時間の8月29日には、ワイキキのサンセット・オン・ザビーチでプレミア試写会が行われる予定で、大沢たかおさんも来られます。ワクワクの一週間になりそうです。

飯島寛子

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Happy Birthday

ハワイに移住し、夏樹の最後の誕生日を祝ってから3年が経った。
余命宣告の期限が夏樹の誕生日辺りだったこともあり、あの時ハワイで誕生日を迎えられた時は、本当に嬉しかったのを思い出す。

日本では、13日~20日まで表参道ヒルズで夏樹の写真展が開催されていた。
初日は、映画で夏樹役を演じていただいた大沢たかおさんが挨拶とテープカットをしてくださり、夏樹のお母さんが御礼の花束をお渡しした。19日の夏樹の誕生日には、歌手の大黒魔季さんが、夏樹に捧げる曲「HEAVEN’S WAVES」という素敵な曲を初めてライブで歌ってくださった。
私たち飯島家のために、多くの方々に協力いただき、本当に幸せ者だと感じる今日この頃。

私達はハワイの連休を利用して、2泊3日で教会主催のファミリーキャンプに参加した。
場所は、キャンプホメラニという安全な施設の敷地内。眼前にキレイな海が広がるキャンプ場だ。最近、キャンプに行くことが増えてきたから、思い切って大きめのテントを買うことにした。といっても、$77のセール品だが、こだわり屋のヒロ・ゴロが「どうしても四角のテントは嫌だ~」というので、六角形の八人用のテントを購入した。
こんな買い物からキャンプは始まり、わくわく度は高まる。八人用の大きなテントなんて張れるのか心配もあったが、ヒロ・ゴロがせっせとテント張りをしてくれた。頼もしい限りだ。海辺の芝生の上に、田舎の集落のようにたくさんの色々な形のテントが並ぶ。
プチ思春期のコナツは、キャンプ場にあるキャビンに同い年くらいの友人たちと泊まっていたが、時々私たちのテントにやってきて色々と確認したりして、一応気にかけてくれる。さすがはお姉さん。子供たちは、敷地内で自由に遊び、大人達ものんびり羽を伸ばす。コンピューターもできないから、のんびりするしかない。夜は、包まれたように落ち着くテントの中で波の音を聞きながら、風を感じて心地良かった。外に出れば、月明かりに見える椰子の木と光り輝くミルキーウェイ。普段の身体の疲れが癒された。

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夏樹の誕生日である19日、ホノルルの家にたくさんの洗濯物とともに帰って来た。
現実にひき戻されそうになったが、友人のMさんがケーキを届けてくれた。
そこには、なんと「Happy Birthday! パパ」の文字が!
このMさん、3年前の夏樹の最後の誕生日にもケーキを作って届けてくれた方なのだ。
なんて嬉しい贈り物だろう。

ケーキを受け取り、コンドのエレベーターに乗り込むと、一緒に乗った人に話しかけられた。

「Birthday cake? Whose?」
「It’s My Dad's」

小さく呟いたタマキの声にグッときた。

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飯島寛子

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ゴミはゴミ箱

散らかっているコナツの部屋。
自分の部屋で足の踏み場がなくなったのか、リビングにコンピュターを持って移動してきて、さらにその周辺を散らかし始めるので大変困る。

一方、綺麗好きのヒロ・ゴロ。
「コナツの部屋を綺麗にしよう!」とヒロ・ゴロと子分のタマキと話し合いが始まった。そして、早速Office Depotに行き、Clearance sale(在庫一掃の大売出し)の展示品の中から、 ほど良い本棚を60%Offで購入。
傷がついているし、後ろの板もちょいと外れ気味だったが、家に持ち帰って、ヒロ・ゴロがハンマーで直し始めた。夜空で星がきらきら光る中、ラナイでコナツの部屋の壁の色と同じBlue Heaven色にペンキを塗る。

ヒロ・ゴロは、勉強は嫌いだが、部屋の模様替えは大好きで、一生懸命に取り組む。ボロに着替えて、とっても楽しそうだ。小さくなってしまったサッカーのユニフォームを着たゴロウだが、そのぴちぴち姿に皆で大爆笑。
「焦ったぁ。脱げなくなったかと思った」と、脱ぐときにも笑わせてくれた。

そして、翌日乾いた本棚に散らかっていたものを収納し、机も移動させて、コナツの友達にも手伝いに来てもらい、やっと綺麗になった。
「やった!」

でも、コナツの片付けを見ていると、まったく腹が立つ。
物を取り出してみては、とりあえずそのへんに置こうとするからだ。
「ダメでしょ。ちゃんとした場所に置きなさい。今その場でやらないと絶対片付かないでしょ! とりあえずというのは、ナシ」と、コナツを叱ってみたが、実はこれは私が夏樹からいつも言われていたこと。
「とりあえず置いたら二度手間になる」
そんな夏樹の言葉を思い出す。

「ゴミは、ゴミ箱」
当たり前のことが、私もなかなかできない。
結局、コナツの部屋のゴミは、ダンボール箱一杯になった。
友人が今度ガレージセールを一緒にやらないかと言っているので、そのときに持って行こうと思う。
さあ、次は私の部屋の番だ。

飯島寛子

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日本の夏休み

子供たちの夏休みを利用した、日本への一時帰国40日。
半分は夏樹の実家の八王子、半分は都心の姉の家で滞在した。
八王子では、かつてお世話になった校長先生やコナツの先生のご厚意により、
ヒロ・ゴロが2年生の1学期まで通っていた小学校に体験入学させていただいた。
ヒロ・ゴロは、最初「夏休みに学校なんて行きたくない!」と言い出し、体験入学前に学校まで挨拶に行くと、二人とも照れくさそうにもじもじしていた。
「給食を食べにくるだけでもいいからね。教室で静かに座って、英語の本とか読んでいてもいいよ。とにかく、皆も会いたがっているし、気軽にね」
なんとも有難い先生のお言葉。
ヒロ・ゴロも、姉弟だけでは遊びも物足りず、何か新しいことにチャレンジしてみようと思ったのか、入学初日には幼なじみのYくんとGくんと一緒に歩いていく。
帰宅後、「学校はどうだった?」と聞こうとしたが、「公園に野球しに行って来る」と、かばんを置いてすぐに元気よく飛び出していった。
タマキも行きたがったのでしぶしぶ私も着いて行ったが、ハワイでは放課後あまり学校の子とは遊ばないから、「日本のこういうところはいいなー」と思った。
学校でも、野外授業で田植えをしたり、特別学習食育で豆腐作りをしたり、ハワイではできない体験を2週間でさせていただいた。

一方、コナツは一日中家にいた。
たまに公園で遊ぶヒロ・ゴロとその友達にお菓子やアイスの差し入れをしたり、一度だけ友達がいる中学校へ公開授業日に遊びに行って、皆を驚かせた。
でも、コナツの夏休みは、それだけでは終わらなかった。
「ギターが欲しい」とねだるコナツに、寛大なおばあちゃんがバーンとプレゼントしてくれたのだ。それからというもの、すぐにギターの先生に家に来てもらい、レッスンを始めた。
ハワイでもトランペットに熱中し、今はギターを始めたコナツ。ギターの基礎はマスターしたが、夏樹のように、楽器を買うだけが趣味にならないといいけれど……。

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飯島寛子

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