Key Person

私達には、人生に転機を与えてくれたキーパーソンの方が数人いる。
その数人の中のひとりで、グアムへ移住する時と、日本へ帰る時、決断するきっかけとなった方が、ご夫妻でハワイに見えた。
一昨年の夏樹の身内だけの記念会以来、久しぶりの再会。
思い起こせば、本当にお世話になっている。
人生の先輩として、まだまだひよこだった私達を一歩離れて指導してくださった。
このSさんがいなければ、今の生活もないだろう。
「夏樹君は決断が早かったね。でも判断がつく前に決断してしまう」とSさんに言われ、深くうなずき、思わず苦笑い。
夏樹は、本当にそれが適切な判断かどうかを考える前に決断し行動する。それが最善になることもあるが、当然こけたりもする。
でも、たとえこけたとしても、今となってはよしと思うことにしている。
夏樹の表面的な部分だけでなく、深い部分もよく知っていてくれて、正直驚いたが、同時に嬉しかった。
じっくり判断や分析したら、逆になかなか行動に移せなくなったりもするが、夏樹は目標に向かって一心に走る。
日本のがんセンターからハワイに移住してきたのも、夏樹だからこそなせた技だった。

最後にSさんが「一番驚いたのは、グアムのあのジャングルのビーチフロントの一軒家に引っ越した時だ」とおっしゃった。
人生で、Key Personに出逢わせてくれた神様に感謝したい。
いつまでも大切に付き合っていきたいと思う。
行ってみたかったパークホテルの和食レストランで、Sさんご夫妻と楽しい時間を過ごした。

飯島寛子

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腹式呼吸

ある休日、クリスマスに向けて家族写真を撮ろうということになったが、子供たちのまとまりが悪く難しくなってしまった。
夏樹が目に見える姿を消してからというもの、クリスマスの家族写真は全くやる気が起こらなかったので、イラストにしたりしていた。
子供たちも皆、夏樹に似たせいか、写真嫌いで非協力的。
本当は、カイルアビーチとかで撮ったりしたいが、夏樹の写真を持って出かけるのが非常に悲しい。夏樹の写真なしも寂しいし……。
結局、Blue Heavenカラーの小夏の部屋でパパの写真を持って、日本から来ているグランマにシャッターを押してもらったが、些細なことで喧嘩になってあえなく失敗。
まあいいかなーと思った写真は、ゴロウがふざけた顔していたり、比較的良かった写真を勝手に削除したりするから、私が怒りだす。
しまいには、グランマの撮り方が悪いだの、言い争いが始まり、関係のないことまで持ち出すことになり、険悪度は増すばかり。
家族の心がひとつにならなくて、ぐちゃぐちゃになってしまった。
ただ写真を撮るという簡単なことなのに……。
結局、また次の機会に撮り直しということになった。
5人集まれば、小さな社会だとつくづく感じた。
その後、怒りが収まらなかったが、コンドのロビーでひょっこりお友達に出くわした。
事のいきさつを話すと、
「いいこと教えてあげる。この前子供の事でカウンセリング受けた時に、怒った時は腹式呼吸をするといいよって言われた。たいていの怒りはおさまるらしいよ。」
なるほど、脳にたっぷり酸素が行き渡り落ち着くのかー。
さっそく、実践。まずまずだ。
なにかの本に「天才とはあたりまえのことを再発見することだ!」と書いてあったが、腹式呼吸も意外な再発見だった。

飯島寛子

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メリー・クリスマス!

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